英国の象徴ビッグベンと国旗=ロンドン(ロイター)
英イングランド、ウェールズ両地方で昨年1年間に生まれた男児の名前のトップが「Muhammad」(ムハンマド)だったことが、英国家統計局が5日に発表した統計で分かった。イスラム系移民と2世、3世の増加を浮き彫りにしている。
ムハンマドはイスラム教の預言者にあやかって命名されることが多い。日本ではマホメット、モハメドなどとも書かれてきた。プロボクシング元世界ヘビー級王者はムハマド・アリと表記されるようになった。
英紙デイリー・メールによると、「Mohammed」「Mohammad」などのスペルも含めると10年以上、一般的な命名だったという。移民の増加によるイスラム教徒コミュニティーの拡大に加え、陸上の五輪金メダリスト、モハメド・ファラーやサッカーのモハメド・サラーらスポーツ選手の人気も関係している可能性があるとしている。
男の子の2位はノア、3位はオリバー。女の子はオリビア、アメリア、アイラの順だった。

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